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エクステリア展レポート

  • ascalinformation
  • 6月23日
  • 読了時間: 3分

今年の春、4月に開催されたエクステリア展。

アスカルでは外観コーディネートやデザイン、各部材・配色のトレンドを考える際の参考として毎年欠かさず足を運んでいる展示です。

開催から2ヶ月経ちましたが、その中で展示全体の傾向やトピックを3つご紹介します。

 

 

1.  ブラックが増加

「トレンドはグレイッシュ」という年が例年続いていましたが、今年はそれが少し変わってきた印象。特にブラックが戻ってきた感覚がありました。

いつもより大きい面積でドンと使われていたり、オールブラックのコーディネートも複数見られ、存在感があります。


玄関周りやカールーフなど大型のものから水栓・宅配ボックスなどの小さめアイテムまで、ブラックがよく目に入ってきました。

 




2. グレーのコーディネートは継続



とは言え、グレーのコーディネートが中心なのは変わらず。

外観やアプローチなど、あらゆる場所でベース色となるのはグレーが多かったです。



床材やアウトドアファニチャーはグレー系がメイン。




外観やファサードもグレー基調。


ただ、ここ数年明るいライトグレーが中心だったのが、やや中間色寄りのグレーになってきたように思います。ブラックが使われていることもあり、全体的にほんの少し暗めのトーンになったように感じました。

 



また、毎年LIXILの商品やブースには注目しているのですが、グレーのガラスを新しく発表。


 

この「グレー系のトータルコーディネート」は「ダスクグレー」というカラーを持っているからこそ提案できるものだなーと強く感じました。この色自体は数年前にサッシや格子の新色として発表されたものですが、今回はカーポートにダスクグレーを採用(↓)


 

ぱっと見&遠目から見ると黒っぽく、初めは特に何も思わなかったのですが、

 

 

近づいてカーポートの下に入った時、なんとなく暗さや圧迫感をいつもより感じないことに気がつき、


 

ブラックの門柱と並んでいるのを見た時に、なるほどダスクグレーだったのか〜と気づきました。

黒より明らかに明るく、重たくない色味です。ほぼ黒に近いダークグレー。

ブラックだとシャープすぎるところを少し馴染み良く、かと言ってぼかしすぎず、ちゃんと締め色として機能する絶妙なカラーだなと改めて実感しました。

 




3.  セミパブリック向け提案


住宅以外の領域に対しての商品提案は年々増え、重視されているように感じます。



超大型のソーラーポートは圧巻。

 



地産材の使用と表記でCO2削減のアピールや、宅配BOXも戸建用以外に集合住宅向けのものも多く見かけるようになりました。

 


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以上、展示を通して大きく見えてきた傾向3つのご紹介でした。 今年は今まで続いてきたトレンドが継続しつつ、少しずつ変化が見て取れた展示だったように思います。 会場全体、各部材、素材、色 . . . 細かく見ていくと毎年必ず変化はあり、大変興味深いです。今後も移り変わりに注目しつつ、外観・エクステリアの現在やヒントをお届けできればと思います。   それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。

次回の更新もどうぞお楽しみに。

 

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